事業を引き継ぐために必要なお手伝いをします。
事業承継はすべての事業所に必ず発生する経営課題です。円滑な承継のためには、後継者教育、経営・技術の引き継ぎ、税金等々多岐に渡る対策が必要不可欠です。
「まだまだ先のこと・・・」、「何から始めればよいかわからない・・・」などの理由で事業承継対策を先送りにしていませんか?
事業承継には経営権の承継、財産の承継、取引先の承継など様々な側面があり、多くの関係者が関わってきます。事業承継をスムーズに進めるために、十分な時間をとり事前に準備することが大切です。
当金庫は、円滑な経営のバトンタッチの実現に向けて、公的機関や民間専門機関と連携し、誠意を持ってご支援させていただきます。お気軽にご相談ください。
事業承継の構成要素
- ヒト(経営)の承継
- ・経営権 ・後継者の選定、育成 ・後継者との対話 ・後継者教育
- 資産の承継
- ・株式 ・事業用資産(設備・不動産等) ・資金(運転資金・借入金等) ・許認可
- 目に見えにくい経営資源(知的資産)の承継
- ・経営理念 ・熟練工の持つ匠の技 ・社長の持つ信用 ・取引先との人脈 ・顧客情報 ・従業員の技術、ノウハウ
M&Aとは
「Mergers and Acquisitions」の略称で、「(企業の)合併・買収」という意味になります。
通常は企業の合併・買収だけでなく、企業に不足している経営に必要な資源を補うための営業譲渡や株式譲渡、資本提携など、企業提携の総称として使われています。
当金庫では、地元中小企業の事業承継・営業権譲渡・企業買収などのニーズにお応えするため、信金キャピタル株式会社(信用金庫のセントラルバンクである信金中央金庫の100%子会社)等と提携し、M&Aサポートを行っております。
M&Aサービスを希望するオーナー
M&Aサービスの流れ(譲渡希望の場合)
M&Aのメリット
M&Aは売り手企業、買い手企業双方にとって多くのメリットがあり、様々な問題解決の手段となります。
代表的なメリットのいくつかをご紹介します。
【売り手企業のメリット】
- ○会社が存続する
- 会社が清算・廃業となる場合、これまで積み上げてきた事業や技術だけでなく、従業員の雇用も失われてしまいます。M&Aは会社を存続させるための有効な手段です。
- ○従業員の雇用が守られる
- 会社を存続させることができれば、従業員の雇用は守られます。
会社売却(株式譲渡)の場合は、会社と個人(株主)の契約であるため、経営者が変わっても、従業員の雇用契約は引き継がれます。また、中小企業の場合、大規模なリストラを行ったり、処遇を大幅に引き下げたりすることは殆どありません。
【オーナー経営者(譲渡側)のメリット】
- ○事業承継問題が解決する
- 「事業承継問題・後継者問題が解決する」ことはM&Aの大きなメリットの一つです。経営者として最終的な責任を果たし、肩の荷を下ろすことができます。
- ○連帯保証および担保提供が外れる
- 中小企業の場合オーナー経営者が、金融機関借入について、連帯保証人となり、個人資産を担保として提供していることも多いですが、M&Aが成立すれば、それらの連帯保証や担保提供は解除されることが一般的です。
【買い手企業のメリット】
- ○既存事業の拡大・事業の多角化が可能
- 事業規模の拡大や相乗効果(シナジー)が期待できる企業をM&Aで買収することによって、弱い部門を強くすること、強い部門をより強くすることができます。
また厳しい事業環境において、安定した収益源を確保するためには、事業の多角化が有効な場合があります。新分野への参入やバリューチェーンの拡大などにより、事業間での相乗効果も期待できます。